突然ですが、質問です。
あなたは雑談が得意ですか?
得意です!と即答できる方は少ないのではないでしょうか。
かく言うわたしも雑談が苦手です。
なんと言っても大の人見知り。
誰かを見つけても話しかけられないように遠回りして避けるくらい人見知りです。
でも、ビジネスやプライベートの付き合いでどうしても雑談をしなくてはいけない場面ってありますよね。
雑談が本当に嫌いだったんですが、避けては通れなためいくつかの本を読んで雑談のコツ学びました。
本を読むことで目から鱗の発見がいくつもありました。
「雑談を克服したい」あなたに向けていくつかのコツを紹介します。
あ、先に宣言しておきます。
「話を聞く」といった巷でよく言われるありきたりのコツではないので安心してお読みください。
なぜ雑談が必要か

そもそもなぜ雑談が必要なのでしょうか?
「雑談しなくていいなら雑談なんてしたくないよ。」
「雑談をしなくても良い方法はないの?」
そう思われている方もいるかもしれません。
残念ながら雑談から避けて生活することはできないと思ってください。
というか、雑談から避けて生活していると個人感覚では年収に影響するほどの損をしています。
なぜ、雑談を避けていると大きな損をすることになるのか。
それは、雑談は相手との信頼関係を築く上で必須のツールだからです。
こういう話を聞いたことはないでしょうか。
「言われた中身よりも、誰に言われるかが大事」
そうなんです。
私たちが提案を受けたり、アドバイスを受けた際に素直に聞くかどうかは誰に言われたかにかかっているんです。
「あの人の言うことなら素直に受け入れられる」
そう思ってもらうにはどうするか。
信頼を積み上げるしかありません。
その信頼を積み上げるために不可欠なツールが”雑談”なんです。
雑談が苦手な人は大きな勘違いをしている

雑談が苦手な人の9割以上が勘違いしていることがあります。
- 沈黙になってはならない
雑談を苦手としていた私も同じように勘違いしていました。
よく考えてみてください。
沈黙はあなたのせいでしょうか?
雑談の会話は相手がいて成立するものです。
そう考えれば、沈黙になる原因は相手にもあるわけですから責任の50%は相手にあるのです。
「いやいや、50%も責任があるんだから結局自分のせいでもあるじゃん」
そう思われた真面目なあなた。
大丈夫です。
「ピークエンドの法則」をご存知でしょうか?
人は盛り上がった部分と最後の部分が印象に強く残るという法則です。
映画を思い出してみてください。
最初から最後まで全て鮮明に記憶が残っていることはまずないですよね。
概ね、盛り上がった場面と最後の場面が記憶に残っていると思います。
逆に言うと、それ以外の場面はあまり記憶に残らないということです。
つまり、盛り上がっていない”沈黙”はさほど相手の記憶に残らないということです。
あまり会話が盛り上がらなかったなと思っても、
「ありがとうございました!」と元気に終われば良い印象が残るわけです。
そう考えると、異常に高いと思っていた雑談に対するハードルが1mmくらいに下がりませんか?
雑談を克服するためのコツ
では、ここからが本題です。
雑談が大の苦手だった私が目から鱗のコツは以下の3つです。
- 違いを楽しむ
- 感情を交換する
- 質問で返す
違いを楽しむ

雑談の苦手意識を克服する1つ目のコツは「違いを楽しむ」です。
まさか雑談をする際に共通点を見つけようなんて考えてはいませんよね?
共通点なんてまず見つかりません。
例えば、出身地。
共通の出身地だったら話が盛り上がるかなと思っても、まず同じ出身地の方に出会うことはありません。
なにせ47都道府県もあるのでその確率は相当低いです。
仮に、同じ都道府県の出身地だったとしても市区町村まで合致することなんてあり得ないですよね。
それなのに共通点を見つけようと雑談を進めるのは愚の骨頂です。
では、どうすればいいか。
「違いを楽しむ」です。
出身地が異なるのであれば、その土地の有名な観光地や食べ物を聞いて「そうなんですか!」と大きく反応すれば良いんです。
「共通点がないからこの人とは話が合わなそう」なんて見切りをつけるのはもったいないです。
知らないことが多いからこそ勉強になるという姿勢でいれば違いも楽しむことができるんです。
あなた興味深く話を聞いてくれれば、相手は喜んで話をしてくれるでしょう。
感情を交換する

雑談の苦手意識を刻符する2つ目のコツは「感情を交換する」です。
「感情を交換する」ってどういうこと?と思われたあなた。
雑談の目的を改めて考えれば簡単にわかります。
雑談で知りたいのは相手が持っている情報よりもその人の人柄が大きいと思います。
「この人はどういうことに感心があるんだろう」
「この人は何をされると喜ぶんだろう」
そういったことを1つ1つ確認していくことで相手の人柄がわかるようになり信頼関係が生まれていくわけです。
「この人の最寄駅は〇〇駅」
「この人は学生時代に野球をやっていた」
このような情報ではその人の人柄はわかりませんよね。
では次のような感情までわかるとどうでしょうか。
「利便性を優先して1Fにコンビニがあるマンションを選んだ」
「野球の経験を通じてチームで一丸となって取り組むことが好きになった」
情報を通じて感情がわかるとその人の人柄少しずつ見えてきそうではないですか。
雑談でただ情報を交換するのではなく、なぜそうしたのか、それからどう考えるようになったのかまで対話をすることで人柄わかるようになり信頼関係も生まれていくのです。
質問で返す

雑談の苦手意識を克服する最後3つ目のコツは「質問で返す」です。
「質問で返す」が意外と重要なテクニックかもしれません。
雑談をする際に、
「〜ですね」
「〜したんですよ」
で終わっていることありませんか。
相手が話し上手な方であれば「それで?」と聞いてもらえますが、
そうでなければ「へぇ」で終わってしまいます。
では、どうしたらいいか。簡単です。
「〜ですね。○○さんはどう思いますか?」
「〜したんですよ。○○さんはしたことありますか?」
といった感じで質問で雑談のボールを返せばいいんです。
質問で返せば必ず相手は何かしら話をしてくれます。
質問をされて「へぇ」と返されることはないですからね。
そうは言っても質問されたら嫌な人もいるんじゃないの?
なんて思われるかたもいるかもしれません。
何を隠そうわたしもそう思っていました。
でも、よく考えてみてください。
自分の話をよく聞いてくれる人に嫌悪感を抱くことってあったでしょうか。
人は基本的に自分の話を聞いて欲しい生き物なんです。
逆に言えば、普段あまり自分の話を聞いてもらえる機会はないんです。
一説によれば、話をよく聞いてもらったと思うと食事を奢ってもらった時と同じような感覚になるそうです。
つまり、しっかり話を聞いてあげると相手は感謝の気持ちを持ってくれるんです。
ここまでくれば信頼関係が築けたも同然ですよね。
雑談なんて怖くない

いかがでしたでしょうか。
雑談の本質と克服するためのコツを覚えれば、雑談なんて怖くありません。
- 違いを楽しむ
- 感情を交換する
- 質問で返す
雑談はセンスではなくちょっとした知識で克服できます。
わたしは雑談の苦手意識を克服するためにいくつか本を読みました。
今日からあなたもぜひ雑談を楽しんでください!

コメント