「できない理由」を言って雰囲気を悪くする人、いますよね。
- 人が足りないからこの仕事はできない。
- 予算がないからこの仕事はできない。
なかには、
副業したいんだけど仕事が忙しくてできないなあ。。。
なんて思っている方もいるのではないでしょうか。
でも、実は「できない理由」を言うことは悪いことじゃないんです。
なぜ「できない理由」を言った方が良いのか、実践に向けた注意点と合わせてご紹介します。
「できない理由」を言った方が良い理由
「できない理由」を言った方が良いわけ。
それは、「できる理由」が見つかるからです。
これだけだとちょっと何言ってるかわからないですねw
でもそういうことなんです。
なぜ「できない理由」を言った方が良いのか
もう少し詳しく説明します。
人は誰でも「できる理由」よりも「できない理由」に目がいきやすいと言われています。
例えば、人の長所よりも短所に目がいきがちではないですか?
もっとわかりやすく言えば、自分の短所はいくらでも言えるのに長所ってなかなか見つけにくいですよね。
なので、「できる理由」はなかなか見つからないけど「できない理由」はすぐ見つかるのです。
この「できない理由」はすぐ見つかる特徴を活かすのです。
「できない理由」を逆にすれば「できる理由」になりますよね。
どんどん「できない理由」を挙げて、それを逆にすれば「できる理由」になるのです。
どうすれば「できる」になるか
例えば、「人が足りないからこの仕事はできない」
これを逆転したら「人が足りてるからこの仕事はできる」になりますよね。
これで「できる理由」になりましたが、これではまだ足りません。
文章としてもちょっとおかしいですしね。
「どうすればできる理由」になるか「実現手段」が抜けているのです。
この例で言えば、
- 人が足りてないけど、中途採用をするからこの仕事はできる
- 人が足りてないけど、他部署へ依頼するからこの仕事はできる
- 人が足りてないけど、外注するからこの仕事はできる
- 人が足りてないけど、他の仕事をやめるからこの仕事はできる
など、いくつかの「実現手段」も出していくことが重要になります。
また出来ない理由がでてくる
一度「できない理由」を「できる理由」にして終わりではありません。
きっとこう思った方もいらっしゃると思います。
中途採用するって言ってもそんな予算がないからできないよ。。
また「できない理由」が出てきましたね。
どうしたら良いか。
もうお分かりですね。
「できる理由」に変えれば良いのです。
「予算があるから中途採用できる」
そのための実現手段は、
- 責任者にプレゼンしてプロジェクト予算を獲得する
- 不要な支出を削減して予算に充てる
- クラウドファンディングでお金を集める
といった感じです。
おそらく、また「できない理由」がでてくると思います。
「できる理由」と「実現手段」の変換を納得するまで繰り返していけば良いのです。
「できない理由」を挙げることのメリット
「できない理由」を挙げることで「できる理由」が見つかります。
これも大きなメリットですが、もう一つ重要なメリットがあります。
そればプロジェクトメンバーに「一体感」が生まれることです。
先に述べたように誰しも「できる理由」よりも「できない理由」に目が行きがちです。
でも、「できない理由」には触れずに仕事を進めているとモヤモヤした状態が続いてしまいます。
本当にこのプロジェクトは成功するだろうか?
そんなモヤモヤを一度すべて吐き出すこと。
吐き出したモヤモヤはプロジェクトメンバー全員で解消することになりますので一体感が生まれます。
「できない理由」→「できる理由」になったとき、プロジェクトメンバーは成功を確信して仕事に取り組んでいるでしょう。
実践に向けた一つだけ注意点
実践に向けて注意点が1つだけあります。
それは「できる理由」を見つけるために「できない理由」を挙げます、とルール宣言することです。
ただ「できない理由」を挙げるだけでは雰囲気が悪くなるだけです。
それでは何も生まれませんし、一歩も前に進みません。
必ず「できる理由」を見つけるための吐き出しであることをメンバー全員と共通認識かしてください。
それさえ守れば「できない理由」を挙げることも悪ではなくなりますよ。
実践を
「なるほど」と思って頂いた方はぜひ実践してみてください。
実際に行動に移せる人は知識を持っているだけの人よりも確実に成功します。
ただ知識をもっているだけでは何も知らずに一歩も前に踏み出せない人と変わらないですからね。
身の回りの「できない理由」をひたすら述べて空気が悪くなる問題。
少しは解決できそうでしょうか?
一緒に一歩踏み出してみましょう!
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