【実体験】アキレス腱断裂したら手術と保存療法どっちで治す?

アキレス腱断裂の治療は手術と保存療法をどっちで治す?

そんな疑問にアキレス腱断裂経験者のわたしが回答します。

アキレス腱を断裂して手術と保存療法のどっちで治すか。
どちらもメリットデメリットがあって悩ましい選択ですよね。
わたしは保存療法を選択して完治しました。
実体験を踏まえて「なぜ保存療法を選択したのか」「どのような注意点があるのか」についてこの記事では紹介していきます。

目次

手術と保存療法のどっちを選ぶか

アキレス腱断裂の治療方法は一般的に2つあります

・手術
・保存療法

保存療法とはギプス等で固定し続けることでアキレス腱をつなげる治療法です。

アキレス腱を断裂して最初に悩むのは治療方法です。
手術をするか?保存療法とするか?
わたしも本当に悩みました。
その場で決断を迫られるのも悩みの種ですよね。

結果、わたしは保存療法を選択しました。

保存療法を選択した理由

なぜ保存療法を選択したのか。
理由はいくつかあります。

・手術が怖い
・入院したくない
・手術後に感染症リスクが残る

手術が怖い

保存療法を選択した1つ目の理由は「手術が怖い」です。

わたしは人生で一度も手術をしたことがありません。
麻酔で痛くないことはわかっていますが、体にメスをいれるのは怖いですよね。
手術経験者に話を聞くと、「意識はあるから痛くはないけど手術している感覚はある」と言ってました。
痛くはないけど、切られている感覚はある・・・想像するだけでも嫌ですよね。
「手術しなくていいなら、手術をしたくない」そう思いませんか?

入院をしたくない

保存療法を選択した2つ目の理由は「入院をしたくない」です。

当然ですが、手術をするとしばらく入院することになります。
慣れない場所での生活はストレスが溜まります。
共同部屋での入院になればしばらくは他人と生活することになります。
自宅でゆっくり眠れるなら自宅で寝たいですよね。
入院すれば食事等の準備は楽になる一方でお金もかかります。
金銭面からも入院をしたくはありませんでした。

手術後に感染症リスクが残る

保存療法を選択した3つ目の理由は「手術後に感染症リスクが残る」です。

手術後の感染症リスクはアキレス腱断裂に限らず必ずついてくるようです。
手術箇所から後々感染するリスクはどうしても残ってしまいます。
新型コロナウイルスが大流行したように、今後どのような感染症が発生するかわかりません。
余計なリスクは減らしておきたいですよね。

これらが保存療法を選択した理由でした。
つまり、手術をしたくないという消去法で「保存療法」を選択しました。

ただ、保存療法にも注意点があります。

保存療法の注意点

わたしにとっては保存療法が最善の選択でしたが、必ずしも保存療法が良いとは限りません。
保存療法を選択する場合は次の点に注意が必要です。

・そもそも保存療法を選択できない
・病院が手術のみを勧めてくる
・治療中に再断裂するリスクが高い

そもそも保存療法を選択できない

保存療法における1つ目の注意点は「そもそも保存療法を選択できない」です。

保存療法を選択するにはある条件があると言われました。
その条件とは、「完全にアキレス腱が切れていないこと」です。
少しでもつながっていれば手術せずに保存療法で完治を目指せるそうです。
逆に言うと、アキレス腱が全く繋がっていないと手術をしないと完治は難しいそうです。
これは、あくまでわたしが病院で言われたことです。
他にも条件があるかも知れませんので病院で確認してみてください。

病院が手術のみを勧めてくる

保存療法における2つ目の注意点は「そもそも保存療法を選択できない」です。

手術か保存療法かは病院によっても考え方が異なります。
これは私が実際に経験したことですが最初に行った病院では「今すぐ手術をした方がいい」と言われました。
少しでも早く手術をしないと治りが遅くなるとも言われています。
手術を覚悟しましたが、あいにく最初に行った病院は自宅から遠い場所にありました。
松葉杖をつきながら遠方の病院にリハビリ通いするのは現実的ではありません。
そこでその日は簡易的に固定をして帰宅し、自宅近くの病院宛の招待状を書いてもらうことにしました。

そして、翌日自宅近くの病院で診察してもらった結果、「手術しない選択肢もあるけどどっちがいい?」と言われました。
手術をしないと治らないと思っていたので非常に驚いたことを覚えています。
アキレス腱断裂経験のある方に話を聞くと「手術しか進められなかった」という人もいます。
病院によって方針が異なりますので、もし保存療法を選択したければ病院に確認してみることをお勧めします。

治療中に再断裂するリスクが高い

保存療法における3つ目の注意点は「治療中に再断裂するリスクが高い」です。

保存療法は手術よりも再断裂する可能性が高くなります。
なぜかというと、入院とは違って装具を外す機会がたくさんあるからです。
保存療法は入院とは違って全てを自分で世話をする必要があります。
食事から入浴まで全てです。
もちろん、最善の注意を払うよう指示されますので注意はします。
でも慣れてきちゃうんですよね。徐々に注意が続かなくなります。
足の角度を変えないようにとわかりつつ、気を抜くと「あっ!」となることがあります。
やはり日常生活で染み付いた長年の癖はなかなか抜けません。
結果的に保存療法でも再断裂をしませんでしたが、こればかりはわかりません。
ただ、手術でも再断裂する可能性はもちろんありますので割り切ってしまうのも一案かもしれません。

保存療法でも十分完治できる

手術と保存療法の違いを実体験から紹介しました。
実際に完治した身としては保存療法を選択してよかったと思います。
今回の記事では紹介しませんでしたが「金銭的負担」についても気になるところです。
以下の記事では「保存療法でも民間保険が適用されるのか」を紹介していますので併せて読んでみてください。

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